スタッフブログ

2014年10月30日(木)

小技の積み重ねが大事

多言語のマニュアル業務を取り組むことになった頃、最初は、自分が見ているのは、いったい何語だろうかと思うことがよくありました。
 
とりわけ、ヨーロッパの主要3言語、フランス語、イタリア語、スペイン語は良く似ていて、ミスが起こりやすい言語です。
 
La forme a été modifiée pour le rendre plus petit et plus léger sans modifier la capacité globale.
È stata modificata la forma per renderlo più piccolo e leggero senza modificare la capacità complessiva.
Se ha modificado la forma para que sea más pequeño y ligero sin cambiar la capacidad total.
 
作業する際には、
  • ひとつの言語が終ってから、次の言語に取り掛かる。
  • 校正用出力紙にはカラーで言語をマーキングする。
  • 作業中の言語を示すフラッグを机に置く。
sosite1.JPG

 

など、言語の取り違えによるミスを少なくする工夫をしていました。

そんなときに、かんたんに何語かを見極める簡単な方法を発見。
 
それは、and の訳語です。ページの中に、それらの訳語を見つけることでした。
 
フランス語は、et
La forme a été modifiée pour le rendre plus petit et plus léger sans modifier la capacité globale.
イタリア語は、e
È stata modificata la forma per renderlo più piccolo e leggero senza modificare la capacità complessiva.
スペイン語は、y
Se ha modificado la forma para que sea más pequeño y ligero sin cambiar la capacidad total.
ちなみにドイツ語は、und
Die Form wurde geändert, um ihn ohne Änderung des Gesamtvolumens schmaler und leichter zu machen.
 
andの訳語は、言語間で見た目がはっきりと違うので悩むことはありません。
 
withwithoutの訳も見極めのきっかけになりました。

英語

フランス語

イタリア語

スペイン語

ドイツ語

with

avec

con

con

mit

without

sans

senza

sin

ohne

 
ほかにも、スペイン語にはñ がある。ビックリマークがさかさま、¿Cómo está?
という特徴もありますよね。
 
 
ただし近年は、Google翻訳などのWeb翻訳が登場し、簡単に何語かが調べられる時代になりました。
スマートフォンのカメラで文字を写すだけで翻訳できるのにはびっくりです。
 
 
※Docomoの「うつして翻訳」は、レストランのメニューを翻訳するサービスで、文章の翻訳はできません。名前が「うつして翻訳」だから、用途以外の翻訳を試したユーザーからの「使えない」というレビューが多くて残念と担当の方が言われていました。
 
最近、円安の影響で外国からの観光客が増えてきて、この人たちはどこから来たのだろうかと思うことがあります。
近い将来、カメラで顔を映せばどこの国の人かすぐ分かるようになるかもしれませんね。
 
ただ、どれだけ、便利なツールが出てきても、仕事上で培った知識、知恵、コツ、ノウハウというものは、秘伝・レシピみたいなものではないかと思います。
まったく、同じ材料と道具を使っても、そのお店でしかだせない味。ひいてはそれが、会社の魅力になっていくのではないでしょうか?
 
これからも、どんな、小さなことでも、そんな小技・秘伝をコツコツためていこうと思います。
 
T.K.
 
 

カテゴリー:翻訳の仕事

2014年10月21日(火)

「きった・はった」の世界(Cut, copy, and paste)

今では当たり前のように使用しているカット、コピー、ペーストですが、ここにたどり着くにはそれなりの歴史があったようです。
 
私が入社した30年前の当時、取扱説明書の原稿作成は、手書きの原稿を印刷会社のオペレーターが入力するというものでした。
原稿作成は、印刷会社から大量にもらった予備の本をできるだけ利用して(バラバラに崩して)、修正が必要なページだけをコピーするようにしていました。新しく作るページは、流用したい箇所をハサミで切り取り、原稿用紙に貼りつけ、朱書きするという、文字通りの「きった・はった」の世界でした。
 
ちなみに、当時のイラスト作成には、「紙焼き、墨入れ」といった工程がありました。
 
きった・はった、やき、すみ入れ、この言葉だけ聞くと、ずいぶん恐ろしい業界に入ったものだなーと思ったものです。
 
当時はコピー機もそれほどなく、私が働いていた某自動車メーカーの150名位のフロアにも1台あるぐらいでした。(もちろん、この頃のコピーは、プリンターという機能はなく純粋にコピーするだけ)
 
いつもコピー待ちする人の行列ができ、そこがまた、コミュニケーションの場みたいになったりしていましたが、コピー機に近い席は、なぜか人気がありました。(上司の席から遠いから)
 
当時新人の私にとってのコピーの原点は、紙でした。紙=神。紙こそが全て。
 
データをコピーするという感覚などまったく持っていませんでしたし、自分が直接データを扱うことになるとも思っていなかった。
 
1980年代に入っても、プログラミングの世界ではパンチカードを使っていて、必要な箇所をハサミで切り取り(Cut)、糊で貼り付ける(Paste)という作成手法が標準的なものだったそうです。
ただし、コンピューターへの入力がパンチカードからオンラインファイルに変わり始めた1960年代半ばから後半にかけて、これらのデータを扱うためのコマンド(Cut、Copy、Paste)が出来てきました。
でも最初は、コピーしていったん別の場所にペーストし、それから移動(Move)させるといったステップが必要で、今のようにコピーして、希望の場所にすぐにペーストできない仕様だったようです。
 
それを解決したのが、クリップボードという考え方を採用したApple社です。コマンドキーとX、C、V、Z、etcの組合せで、さまざまな操作が可能になりました。
 
その後、Windowsにも、この手法が導入され、一気に一般人の手の届くことになります。
 
へーそうなんだ!
 
もともとは、プログラムの開発のために生まれたということがわかって、ちょっと満足したところで、
ふと、PCのキーボードを見ると、いかに、この機能を利用しているかが一目瞭然、[C] と [V] と [Ctrl] が消えています。
 
ccp.jpg
 
ほかのキーが消えていないのは、仕事していないんじゃないかという突っ込みは、しないでくださーーい。
 
この機能のおかげで、翻訳・データ作成作業は、本当に便利になったのですが、「コピペミス(場所・内容)」、「コピーしたままで修正し忘れ」、「データを消してしまう」などがより身近になってきました。
 
今年、世間を賑わした!!あの事件!!もコピペが関係していましたよね。
「きった・はった」の世界(Cut, copy, and paste)は、やっぱり恐ろしい。
皆さん、くれぐれも、カトペ・コピペ・ミスがないように気をつけてくださーーい。
 
この記事を書くのに参考にしたサイト
 
T.K.

カテゴリー:翻訳の仕事

2014年10月15日(水)

TCシンポジウム京都の奇跡

今日から京都で開催されているTCシンポジウムに来ています。

shinkansen.jpg

これ、今回一緒に来てる同僚のUさんとわたしの新幹線の乗車券ですが、実は、別々の日に別々の場所で購入したんです。

切符の左下がたぶん買った日と方法です。わたしは5489で買いました。

しかも、新幹線の時間を事前に話し合ったわけでもないので、ほんとビックリしました。

 

これを誰かに言いたくて、Fさんへのメールに書いてたんですが。

>・・同じじゃったんよ。ほんとびっくり

すごいですね。

ところで、〇〇の見積もりですが、・・・

 

旅に出ます。探さないでください

 

miya.jpg

ところでこれ、今日の昼に食べたんですが、めちゃめちゃ旨かったんです!

本当は別のおばんざい屋さんに行こうとしたんじゃけど、ちょうどどこかに出かけるところだった女将さんに「昼はやってないどす」と言われ、どこかおすすめはありますか?と聞いて教えてもらったのがここ。

これにご飯と湯葉入りのお吸い物がついて、なんと800円!!

紙のお手拭きもシャレオツ

もんげー!京都おそるべしずら

 

ところで、あさってパネルディスカッションに登壇します(2年ぶり2回目)。


カテゴリー:日々のつれづれ