スタッフブログ

2016年05月25日(水)

「にも関わらず」は間違いか?

こんにちは。
新入社員のHです。
 
さっそくですが表題の「にも関わらず」、みなさんはこの表記にどこまで違和感を覚えるでしょうか。
この表記、近年よく見かけるように感じます。
 
私自身もつい最近、人に指摘していただくまで気づかずにいたのですが、
この「にも関わらず」という表記、辞書的には誤用であるようです。
 
お手元の辞書を開いていただければ「にもかかわらず」は、
「にも拘わらず」と表記されているかと思います。
(辞書によっては「にも係わらず」などの表記もあります。)
 
「拘」という字には、
 「とらえる」(たとえば拘束)、また「かかずらう」あるいは「こだわる」(たとえば拘泥)
の意味があり、そこが「関」や「係」といった字とは異なる点です。
 
「にも拘わらず」は前半の内容を受けて、それに反する内容を後半に続けるために用いられますが、
そこに「拘」の字があてられてきたことから考えれば、そこには前半の内容に「関係なく」という以上に、
前半の内容に「こだわる」あるいは「かかずらう」ということがまた含意されていると考えられそうです。
 
また「にも」なしの「かかわらず」については、「関わらず」の表記も誤用とまではいえないようですが、
以前は「拘わらず」と表記するのが通例であったようです。
 
私は先日も少しばかり意外なところで、この「関わらず」という表記に遭遇しました。
 
「にも関わらず」の表記をよく見かけるようになったことには、
パソコンなどでの漢字変換において「かかわらず」のみで変換すると、
「関わらず」が真っ先に出てくるということの影響が大きいかと思います。
(さらにその理由としては「拘」の字が訓読みの場合、常用漢字表外であることが考えられます。)
 
テクニカルライティングにおいては「かかわらず」とひらがなで表記すべきとされるこの字、
誤用を避けるためにもそれが適切かと思いますが、
今後通例としては「にも関わらず」の表記も誤用とはみなされなくなっていくのかもしれません。
 
Y.H.

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2016年05月19日(木)

鉄道トンネル長さ比べ

みなさんもご存じだと思いますが、日本一長い鉄道トンネルは、北海道新幹線開業で、ふたたび注目を浴びている青函トンネルです。
 
青函トンネル
 
入り口の、「道隧函青」の扁額には、惚れ惚れしますね。本州側は中曽根首相の筆によるもの、北海道側が橋本龍太郎 運輸大臣の筆によるものです。
トンネルと書かれるよりも、隧道と書かれるほうが、完成までにかかった歳月、工事に関わった多くの人たちの、その苦労・重みが伝わる気がするのは私だけでしょうか。
 
青函トンネルは、また1988年(昭和63年)3月13日の開通以来、長年にわたって世界一長い鉄道トンネルでしたが、残念なことに2015年8月(2016年6月から正式運用予定)に完成したゴッタルドベーストンネル*1にその座を明け渡すことになりました。
 
このゴッタルドベーストンネルの長さは57㎞あります。時速250㎞での運行が可能とのこと、それでも通過するには、14分ぐらいかかるので結構長いですね。
なので、トンネル火災など起きたら大丈夫なのかが心配になりますが、素晴らしい安全設備が整っているようなので、安心してください。
 
このトンネルの開通により、これまでのルートを経由するよりも1時間短縮、貨物の量も2倍になる経済効果が見込まれているそうです。
 
せっかくアルプスの美しい景色を見ないで、トンネルを通過するのは、もったいない気がしますが、そういう人は、ゆったりとスイス登山鉄道をご利用くださいってことですね。
 
スイス登山鉄道
個人的には、こっちに乗ってみたい。
 
ちなみに、日本一短い鉄道トンネルは、群馬県の樽沢トンネル(JR東日本、吾妻線、全長約7.2m)でしたが、2014年10月に八ッ場ダムの建設が復活しルート変更されたことにより、その座を、広島県の川尻トンネル(JR西日本、呉線、全長約8.7m)に譲ることになりました。
 
川尻トンネル
 
日本一短いトンネル
 
全長8.7mは、時速40㎞でも、一瞬で通り抜けてしまう長さです。列車の中でウトウトとしていたら、いつ通過したのかも気付かないでしょうね。
そんな短いトンネルなので、町の人たちがしっかり看板でアピールしています。外から見ても、この看板がなかったら、絶対に気付きませんよね。
 
広島県民的には、とても嬉しいことなのですが、棚ぼた式に舞い込んできた日本一の座なので、手放しで喜べない気分。
 
いつかどこかに、新たな鉄道線路が引かれ、そこに更に短いトンネルができる可能性もなきにしもあらず。
あと、どれくらい日本一の座に君臨できるのか、そっと見守っていきたい気持ちです。
 
*1 ゴッタルドベーストンネル
 
T.K.

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2016年05月18日(水)

鹿でつながる広島と奈良

こんにちは。新入社員のYです。
 
鹿
 
先月、宮島へ行ったときの写真です。奈良県出身ということもあり、つい奈良公園の鹿と比べてしまいがちです。宮島の鹿はおとなしく、のんびりしているような気がします。広島に来てもうすぐ2か月になりますが、こちらに来てからたびたび話題にのぼるのが、この「鹿」についてです。といっても、ただお互い身近な鹿という存在について話すだけなのですが、おそらく奈良県民と広島県民でしか分かち合えない、このほのぼのとした会話が好きだったりします。
 
宮島の鹿について調べていたところ、Wikipediaの「厳島」ページでこんな噂を見つけました。
 
厳島のシカは神の使い「神鹿(しんろく)」として神聖視されていたが、第二次世界大戦後に厳島を接収したGHQの兵士がハンティングの対象として撃っていたために激減した[要出典]。現在島にいるシカは、GHQ撤退後に奈良公園から人為的に6頭移入されたものの子孫が含まれている[要出典]。 (https://ja.wikipedia.org/wiki/厳島)
 
要出典とあるので真相やいかにといったところですが、もしかすると奈良からやってきたかもしれない鹿に、どこか親近感を抱かずにはいられません。
 
Y

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2016年05月10日(火)

パナマ文書の衝撃

近頃、パナマ文書で話題になっている租税回避地。恥ずかしながら、今日に至るまで、「タックス・ヘブン」と思っておりました。
かつては「税金が節約できる天国みたいな国」というイメージで、みんな「タックス・ヘブン」と言っていたような気がします。
ところが、今はニュースでも新聞でも「タックス・ヘイブン」と表示され、発音されています。
たしかに英語は“Tax haven” 発音 [héivn] なので、ずーっと、ヘブン(天国)と思っていた私が間違っておりました。
 
このほかにも勘違いの代表的なものを挙げてみると、
 
スイート・ルーム
ホテルの最高ランクの部屋で、その部屋には、お菓子や、果物が常備されていて、それらがすべて食べ放題という理由、
または新婚さんが甘いハネムーンで利用するという理由で、“Sweet Room”と勘違いされがちですが、
正しくは“Suite room” 発音 [swíːt]、家具や調度品一式が備えられた高級な部屋のこと。
さらに、スイート・ルームは和製英語で、“Hotel suite”が正しい英語。
 
フリー・マーケット
誰もが自由に不要になったものを出品して販売できる市場と思われ、“Free market”と勘違いされがちですが、正しくは“Flea market” 発音 [flíː]、本来は、蚤の市で、蚤が付くほど古くなった古着などを販売するための市場のこと。
 
ニコラス・ケイジ
誰もがいちどはニコラス刑事と勘違いするアメリカの男優さん、70本近い映画に出演して実際に刑事役を演じたのは2009年の「バッド・ルーテナント」だけのようです。
ニコラス・ケイジ刑事を見てみたいかたは、是非ご鑑賞ください。
 
このような勘違いは、なかなか人から指摘されることはなく、何故かいつのまに自分で気が付いて、すごく恥ずかしい気分になるんですよねー、
皆さんもそのような経験はありませんか?
 
T.K.

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