特許事務ブログ

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2016.10.04

シリーズ【特許事務を仕事にする】 9:特許事務採用担当者が重視することとは?

特許事務のお仕事

「正確性が何より大事」

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AIBSでは未経験の方が特許事務の仕事を始めるにあたり、基本的な特許用語や制度、特許庁書類や期限管理の重要性についてお教えするようにしています。

これは、業務を遂行する上で必要不可欠な知識ですので、採用担当者も重視する点です。

それとは別に、採用担当者が重視することがあります。
それは「ケアレスミスが少ないこと」です。

ある事務所では、採用時に下記の筆記試験を行っているようで、ここ半年間、面接を繰り返してきているが、下記の“3”をパスする人がおらず、採用に苦労しているとのことでした。

1.一般常識問題
2.英文読解力に関する問題
3.文章における記載不備(ケアレスミス)が発見できるかどうかの問題

特許事務という仕事は細かい作業の連続で、ちょっとしたミスが重大な損失につながるケースがあります。
よって、特許事務の仕事を始める前から、数字や日付のタイプミスやレター作成時の不備を無くすように、日ごろから意識してみることをお勧めします。

特許事務の仕事は、一般事務の上に積み重ねていくものになりますので、現在、一般事務の仕事をしている方でこれから特許事務の仕事を目指す方は、今の職場で誰にも負けないくらいの事務処理能力を身につけるつもりで取り組んでみましょう!そうすれば、特許事務の仕事を開始するときには万全の準備ができている状態になると思います。

2016.09.16

シリーズ【特許事務を仕事にする】 8:特許事務の強み

特許事務のお仕事

「一般事務と一般事務+αの差」

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特許事務応募者の方に“なぜ特許事務に興味をお持ちになったのですか?”という質問をすると、どんな回答が多いと思いますか?

それは“一般事務+αの仕事をしたいと思った“というお答えなんです。

年を重ねると、特にライフイベントの多い女性の場合、単に事務ができるだけでは、ほかの人との差別化が難しくなり、同じポジションで仕事をし続けることが難しくなることが多いようです。特に40代の方からそのようなお話を聞きます。

特許事務においても年齢の壁は実際にあります。

ただ、特許事務には“事務力”が必要なため、事務経験の少ない若い方よりも、事務経験が豊富な方のほうが有利なケースも多々あります。事実、AIBSの特許事務スクールで学んで転職された方は40代の方が多く、学習意欲も高いため、年齢の壁を乗り越えて、しっかり転職のチャンスをつかんでいらっしゃいます。

みなさんのお知り合いで“一般事務+α”の仕事をしてみたい、”特許事務という仕事について知りたい”、あるいは“転職すべきかどうか悩んでいる”という方がいらっしゃれば、ぜひご紹介ください!”AIBS特許事務適性チェック(ワーク)”をやっていただければ、この道に進むべきかどうか決断しやすくなります。

キャリアを中断することの多い女性が、特許事務の仕事を通じて生涯仕事を続けられる機会を提供できればと思っています。

2016.09.09

シリーズ【特許事務を仕事にする】 7:ワーク入門編に挑戦

特許事務のお仕事

「問いに答えてみよう」

今回は、いつもと少し異なる趣向でお届けします。

下のフロー図は、特許を出願してから権利消滅までの流れを示しています。

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出典:特許庁ウェブサイト URL: https://www.jpo.go.jp/indexj.htm

「出願の手続(平成28年度版)」(特許庁)(https://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/pdf/syutugan_tetuzuki/00_04atoz.pdf)を加工して作成

この図を見て、以下の問いについて考えてみてください。

実は、これらの質問は、AIBSが提供している特許事務スクールの最初の課題の一部なのです。

専門的な用語もあるので特許のことを知らない方にはピンとこないかもしれませんが、ぜひあなたの回答をAIBSまでお送りください。お返事差し上げます!

問1: 特許を出願してから権利化されるまで、何年くらいかかると思いますか?

問2: 特許の権利期間は何年でしょうか?権利期間の基準となる日はいつですか?

問3: 審査請求手続が重要である理由はなんでしょうか?

問4: 他社に対する事業の優位性を保つために、自社の強みは"必ず"特許として権利化するべきだと思いますか?

回答は担当の有廣まで(メール宛先:ipsc@a-ibs.com)、お送りください。

特許事務に興味をもったきっかけがあれば、同時に教えてください。

2016.08.26

シリーズ【特許事務を仕事にする】 6:特許事務で必要な語学力とは?

特許事務のお仕事

「英語力は必須」

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特許事務の仕事に興味を持ってくださった方から「特許事務の仕事ではどのくらいの語学力が必要でしょうか?」というお問い合わせをよくいただきます。

外国出願を担当するのであれば、英語力は必須です。具体的には、英語で書かれたレターの内容を正確に理解できなくてはなりません。
また、海外の代理人と直接やり取りをする場合は、こちらの伝えたいことを明確に伝えられるビジネス文書を作成するスキルも必要となります。
(ほとんどの場合レターが定型化している為、それを的確に変更できれば問題ありません。)

一方、直接海外の代理人と会ったり、電話で会話するような業務はほぼ発生しません。海外の代理人とのやり取りは、レターやメール、FAXが主です。よって重視されるのは、スピーキング力・リスニング力よりも、リーディング力・ライティング力となります。

なお、特許事務は各国の特許制度を確認しつつ業務に臨むことが多いため、各国特許庁のサイト(英語で記載されていることが多い)を読解できることが望ましいです。

◆PCT出願(英語・日本語)のご紹介
ご参考までにPCT出願について紹介されているサイトをご紹介します。
PCT出願とは日本から外国に出願するときに使う制度の1つです。

このサイトを見ると”単語はわかるけど、何のことを言っているのか意味が分からない“という感想をお持ちになると思います。しかし、制度や手続の流れを理解していれば、英語で読んでも何のことか分るようになります。

日本特許庁 PCT出願手続のテキスト

WIPOサイト PCT出願に関する説明

2016.08.19

シリーズ【特許事務を仕事にする】 5:企業知財部で求められる事務スタッフとは?

特許事務のお仕事

「仕事を取りにいく積極性が大事」

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先週、あるメーカーの知財部を訪問し、AIBSの“特許事務スタッフ派遣サービス”についてご紹介してきました。

こちらのお客様では、新入社員を育成して特許事務の仕事を任せる方針をとってきたため、総務部や人事部等の他部署から事務スタッフが異動することもなく、派遣スタッフの採用経験もないとのことでした。
ただ、年々、事務の業務負荷が増える中、社員を採用して育成していると何年もかかってしまうため、AIBSの事務スタッフ派遣サービスを活用できないかと興味を持っていただけたようでした。

将来的には、派遣スタッフの方と条件がマッチすれば、紹介予定派遣(社員登用)に切り替えたいというお気持ちもあるようでした。


AIBS登録スタッフの方の特徴として以下のことをお伝えしました。

1.事前学習をし、業務に必要な基本的な知識とスキルを習得している

2.企業知的財産部における特許事務の仕事には、庶務的な業務も含まれてくることを理解している

3.英語力がある(リーディング力、ライティング力)

4.特許管理システム(データーベース)について学習している

5.自分の担当業務範囲を自ら制限するような方はいない


先方が一番感心されたのは上記1から5のうち、どれだったと思いますか?

答えは「5」。世の中には“自分の仕事はここまで”と仕事の範囲を自分で決めてしまう人が多いようで、そういう方は困る、とのお話しがありました。
もちろん派遣契約で決められた業務範囲内で仕事をするのが大前提ですが、その範囲内で任せていただける仕事があるのであれば、自分のキャパシティが広がるように自ら仕事を取りに行く姿勢で臨むことが大事ですね!

業務に必要な知識とスキルを備え、かつ、一緒に仕事をしたいと思っていただける人になること、それが大切なのだと再認識した出会いでした。