つくる

年が明けました。
その年の最初の月を古来名称の「睦月」ではなく、現代では「1月」と言います。第1番目の月という意味で、年の始めということを強く感じます。今年の目標は・・・などと考える月でもあります。考えを整理し、気分を新たにして新しい年に臨みたいと思います。

一年のうちでも年末・年始は特別な期間で、伝統的なものを中心に何かとイベントが続きます。年末には○○、年越しの○○、年始には○○など、本当に様々なことがあります。忙しいとか大変だとか言いながらも、それらを当然のこととしてこなしている。それが文化というものだと思います。
お正月の飾りにもいろいろありますが、我が家ではしめ飾りは買ってきますが、門松は自分で作ります。祖父が作っていたからという単純な理由からなのですが、一年に一度の風物詩ということでずっと続けています。
古くからあるものなので、正式な作り方というのがあるのかもしれませんが、私は見よう見まねの我流でやっています。
私は郊外(田舎ともいう)に住んでいるので、ほとんどの材料は家の周りで簡単に手に入ります。寒い屋外での作業ですが、材料を集めて門松の形にしていくというプロセスはとても楽しいことです。

作るといえば、私は自宅で使うパソコン(デスクトップ型)は、自分で作ってきました。俗に言う自作PCです。DOS-VといわれるPCが流行りだしたころからなので、かなりの数を作っています。
CPUなど必要なパーツはすべて購入して組立てるのですが、期待する性能(スペック)と予算との兼ね合いをどうするのか、情報を収集しながらあれこれと考えるのはとても楽しい時間です。そして組み上がってから初めて電源ボタンを押し、BIOSが無事に立ち上がってピッとビープ音がするまでの数秒間。この数秒間のドキドキ感や高揚感がたまりません。(マニアックですみません・・・)

形ができあがっていく時のワクワク感、仕上がりを確認するときのドキドキ感というのは、料理を作る、お菓子を作る、服を作るといったような何かを作り出す時に感じることと同じ感覚だと思います。ひょっとしたら花を生けるとか絵を描くということにも共通するかもしれません。
お金を出せばすぐに完成品を手にすることができる時代ですが、自分の思いを込めて自分の感性や好みに合わせて自分で何かを作り出すことを楽しむ。そういう楽しみ方を大事にしていきたいと思います。

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