特許事務ブログ

IP Blog

2021.11.11

シリーズ【特許事務を仕事にする】 78:特許事務に向いている人って?

特許事務のお仕事

autumn3.jpg

こんにちは。紅葉が楽しめる時期になってきました。今見頃の場所も多そうですね。

2年前まで、毎年この時期には特許・情報フェアが開催されて、弊社も出展をしていたのですが、今年の11月に予定されていた特許・情報フェアは延期になり、2022年2月2日(水)~4日(金)に開催されることになりました。日程が近づいてきましたら、またご案内させていただきたいと思います。

さて、いきなりですが、特許事務の仕事にはどんな人が向いていると思いますか?細かい作業が好き/得意な人、大量の書類を扱う仕事を経験したことがある人など、特許事務の仕事に向いていると思われる性格や経験がいくつかありますが、その一つに「新しいアプリケーションも抵抗なく操作できる」というのがあります。

出願中の特許や保有している特許を管理するために、特許管理システムを使っていることが多く、特許事務担当者は、そのシステムの操作が必要になります。企業によっても使っている特許管理システムが異なり、途中で別のシステムに変わることもあって、新しく操作を覚える必要が出てくることもあります。

自分が慣れていることや知っていることは安心しますが、新しいことをするとなると、わからないし、不安もあったりして、少しおっくうになったりするかもしれません。でも、新しいことをすることに抵抗がないほうがストレスがなく働けると思います。

これは特許事務に限ったことではありませんが、まずはやってみる、受け入れてみるというのが大事なのかなと思います。じつは私はまだ○○Payというようなキャッシュレス決済を使ったことがないのですが、それでしか買えないものがあって、今度やってみようと思っています。

2021.10.28

シリーズ【特許事務を仕事にする】 77:特許(登録)料支払期限通知サービスを使ってみよう!

特許事務のお仕事

こんにちは。急に寒くなりましたね。お変わりないでしょうか?

以前にご紹介した特許庁が提供している「特許(登録)料支払期限通知サービス」を実際に使ってみました。
弊社では親会社の大興が商標を管理しているのですが、更新管理は5年、10年と長くなるため、きちんと期限を管理しておかないと手続をうっかり忘れてしまうリスクがあります。特許事務所に登録後の年金管理を依頼していれば、特許事務所がフォローをしてくれますが、自社手続をしている会社では担当者が忘れたら最後。権利が失効してしまいます。

◎「特許(登録)料支払期限通知サービス」
https://www.rpa.jpo.go.jp/rpa-web/GP0101

1.アカウントを登録して、ログインします。
 
2.支払期限通知案件登録画面で、期限を管理したい案件を 1 件ずつ入力します。1028_1.png入力するときの注意事項としては、四法区分を設定して入れることです。
今回、法域:「商標」を選んで、登録番号を5件入力して、期限の3ヶ月前にリマインドメール通知が届くように設定しました。
 
3.入力が終わったら、「案件確認」をクリックします。1028_2.png
4.入力内容に問題がなければ「登録可能です」というメッセージが表示されますので、「登録」をクリックします。
これで登録が完了です。1028_4.png

「案件一覧表示」をクリックすると、登録した案件の登録番号と次回年金納付期限日を閲覧できます。

保有件数が少ない企業の場合、知的財産権が成立した後は自社手続でも特許庁のWebサービスを使うことで期限管理が十分できるなと感じました。

2021.10.14

知財事務 自己学習用の参考資料リスト(2021/10/14更新版)

学習情報

10月半ばになり、少しずつ秋も深まってきましたね。"学びの秋"ということで、知財事務の仕事に必要な知識を習得するための自己学習用の参考資料をご紹介します!
いずれも日本特許庁、欧州特許庁(EPO)、世界知的所有権機関(WIPO)のウェブサイトから入手できるものです。学習にお役立てください。

★参考資料のURLはこちら



◆日本特許庁ウェブサイトの資料

No. タイトル 資料の説明
1 特許出願フロー(通常) 特許出願から登録までの流れと各手続で必要な書類がわかります
2 実用新案登録出願フロー(通常) 実用新案登録出願から登録までの流れと各手続で必要な書類がわかります
3 意匠登録出願フロー
(通常・部分・関連・秘密)
意匠登録出願から登録までの流れと各手続で必要な書類がわかります
4 商標登録出願フロー
(通常・団体・地域団体・防護)
商標登録出願から登録までの流れと各手続で必要な書類がわかります
5 2021年度 知的財産権制度入門テキスト 産業財産権制度の概要がわかります
全部で約300ページありますので、まずは特許制度の概要を学習しましょう
6 出願の手続 書類の作成方法が詳細に記載されています
7 特許権を取るための手続 特許権を取るための手続のフロー図です
シンプルでわかりやすい図です
8 公報発行案内 特許庁が発行している公報の概要がわかります
「公報」といってもたくさんの種類があります
公報を見る際に、知っておくと便利な情報もあります!
9 主要期間一覧表 各手続の起算日とその期間を確認したい時は、こちら
少々難解ですので、読み解くには慣れが必要かもしれません
根拠となる条文の番号も載っています
10 産業財産権関係料金一覧 手数料いくらだったかな?という時は、こちら
各手続に必要な手数料がわかります
11 産業財産権関係料金一覧
(パンフレット)
手数料について、見やすくパンフレットになったものです
12 審判制度の概要と運用 審判制度の概要がわかります
「審判」といってもいくつか種類があります
13 米国 産業財産権制度ガイド 米国の特許、意匠、商標の制度の概要がわかります
ただし、情報が古いため注意が必要です
(作成日:2013年12月5日)
14 欧州 特許制度ガイド 欧州特許条約の概要がわかります
ただし、情報が古いため注意が必要です
(作成日:2012年12月25日)
18 PCT 国際出願制度の概要 PCT国際出願制度の概要、手続の流れがわかります
PCT出願のメリットや注意点も学べます
22 国際出願関係手数料表 PCT出願の手続に必要な手数料がわかります
23 諸外国の特許庁ホームページ 日本以外の特許庁のホームページはこちらから
ただし、現地語のみの場合あり
24 諸外国・地域・機関の制度概要および法令条約等 各国の産業財産権に関する制度について、ちょっと調べたいときの参考情報です
ただし、すべての制度情報・法令が網羅されているわけではないので注意が必要です


◆欧州特許庁(EPO)ウェブサイトの資料

No. タイトル 資料の説明
15 Member states of the European Patent Organisation 欧州特許条約の加盟国がわかります
16 Extension states 非加盟国ですが、欧州特許出願の保護の権利を拡張することができる拡張国がわかります
17 Validation states 非加盟国ですが、欧州特許出願の保護の権利を拡張することができる認証国がわかります


◆世界知的所有権機関(WIPO)ウェブサイトの資料

No. タイトル 資料の説明
19 States Party to the PCT and the Paris Convention and Members of the World Trade Organization PCT加盟国とパリ条約加盟国を対比して見ることができます
国コードを確認したいときにも使えます
20 Time Limits for Entering
National/Regional Phase under PCT
Chapters Ⅰ and Ⅱ
PCT加盟国と、各国が指定している国内移行期限がわかります
国内移行期限は原則30か月ですが、国によって変わります
21 PCT Contracting States and Two-letter Codes PCT加盟国を地図上で確認できます
2021.09.16

シリーズ【特許事務を仕事にする】 76:経過情報のウォッチング ~つづき~

特許事務のお仕事

210916.jpg

こんにちは。過ごしやすい季節になりましたね。夏の暑さから解放されて、外をお散歩するのが気持ちいいです。
皆さんはどんな秋をお過ごしでしょうか。

さて、前回、J-PlatPatのRSS機能を使った経過情報のウォッチングについてご紹介しました。試しに登録している案件の状況が更新されましたので、お知らせしたいと思います。

前回の特許査定の後、特許料納付書が追加されたという通知がきました。それから約2週間ほどして、今度は特許証が追加されたという通知がきました。この機能ではどんな書類の通知が来るのかな?と気になるところですよね。

独立行政法人 工業所有権情報・研修館が提供しているIP ePlatの教材動画「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)経過情報のウォッチングについて(RSS機能)」によると、J-PlatPatで経過情報に表示される書類については、通知を受け取ることができるようです。特許料納付書や特許証は、J-PlatPatで書類の中身を見ることはできませんが、経過情報の登録記録には書類名が表示されています。

RSS機能の通知には、書類が発行された(提出された)ことと、作成日(提出日)しか記載されていませんが、特許証が発行されたことがわかれば、必要な場合には、それからJ-PlatPatの経過情報を見に行って、登録番号や登録日を確認することができます。早く知りたいときにも便利ですね。

2021.09.02

シリーズ【特許事務を仕事にする】 75:経過情報のウォッチング

特許事務のお仕事

2109.jpg

こんにちは。9月に入って少し涼しくなりましたね。あっという間に夏が終わったように感じています。

さて、昨年から知的財産関連の動画を見て学習する機会が多くなっていて、情報収集のよい機会にもなっています。最近、動画を見ていて、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」に便利な機能があることを知りましたので、ご紹介したいと思います。

特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」のRSS機能を使って、案件の経過情報をウォッチングすることができます。メーラーのRSSリーダーにURLを登録すれば、特許庁から書類が発行されたときや特許庁に書類が提出されたときに通知を受け取ることができます。

実際に案件をRSSリーダーに登録してみたところ、発送日と同じ日付で、特許査定が追加されたという通知が来ました。メールは毎日チェックしますので、定期的にJ-PlatPatにアクセスして経過情報のページを見に行かなくてもよいのはラクで便利だなと思いました。

こちらは独立行政法人 工業所有権情報・研修館が提供しているIP ePlatの教材動画「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)経過情報のウォッチングについて(RSS機能)」で紹介されています。利用手順等の詳細につきましては、動画をご覧ください。