Quality Management
優秀な翻訳者・チェッカー
適切な翻訳ワークフロー
テクノロジーの活用
コミュニケーション
翻訳の品質を最も左右するのは翻訳者・チェッカーの能力です。
AIBSには社内外合わせて700名以上の翻訳者・チェッカーがいますが、全員が厳正な審査に合格したプロフェッショナルです。そのプロフェッショナルの中から、IT、機械、自動車、法務、特許など翻訳対象の専門分野に合った翻訳者・チェッカーを選定します。
パートナー翻訳者からの成果物は毎回評価して社内システムに記録し、以降の案件で評価の高い翻訳者から選定できるようにして品質の安定を図っています。
また翻訳者へのフィードバックや研修・勉強会などを実施して能力アップに務めています。
翻訳は翻訳者がひとりで行うものではなく、1つの案件ごとにプロジェクトチームを結成し、チームとしてプロジェクトを遂行します。ワークフローが正しく流れないと、個々のメンバーのパフォーマンスがいくら高くても安定した品質を保てません。ましてやメンバーの誰かひとりでもパフォーマンスが高くなかった場合は一気に品質が低下する可能性があります。
AIBSでは、翻訳サービスの国際規格であるISO17100認証を取得し、ISO規格に準拠した業務フローを運用して品質を安定化させています。
ワークフローで特に重要なのは翻訳前の準備です。
たとえば大量の翻訳で翻訳者が複数人かかわる場合は、スタイルや固有名詞の訳し方などをきちんと決めておかないと訳文がばらつく原因になります。またアプリケーションのGUIリソースファイルを訳す場合は、翻訳者が誤って翻訳対象テキスト以外を消してしまわないようにデータを加工する必要があります。AIBSではお客様へのヒアリングおよび翻訳データの分析を行ったうえで、最適なプロセスを決めてから作業を開始しています。
翻訳は人間が行う作業であるため、勘違いやポカミスなどによるヒューマンエラーがつきものです。チェックリストの活用で防ぐこともできますが完全ではありません。
翻訳支援ツールや校正ツール、自社開発のツールなどさまざまなツールを活用して、ヒューマンエラーを防いでいます。
前述したように翻訳はプロジェクトチームで作業します。
高品質な翻訳はプロジェクトメンバーが各自の役割を果たすだけでなく、お互いを助け合ってはじめて保証されるものです。そのためチーム内のコミュニケーションおよび連携はかかせません。
同じプロジェクトチームでなくとも社内には日本語、英語、中国語、韓国語、スロベニア語のネイティブが在籍し、微妙なニュアンスの解釈で困ったときには自由に助けてもらう環境が整っています。
翻訳はPCとインターネットさえあればできますが、実はそこに落とし穴が潜んでいます。デジタルな時代だからこそ、密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進行するようにしています。