「特許翻訳コーディネート」
のしごと

依頼から納品までの一連の流れをマネジメントする」のが仕事です。受注・翻訳・一次チェック・二次チェック・最終チェック・納品までのプロジェクト(全作業工程)を管理します。ご依頼内容を正確に把握し、適切な翻訳者やチェッカーを選定します。そして、お客様のご要望にそった翻訳を納品します。
このようにプロジェクトを一括して舵を取るのが、「特許翻訳コーディネート」の仕事です。

依頼内容の把握

依頼内容の把握は、すべての工程の入り口でとても重要です。ここを間違えるとその後の工程において問題が生じてしまう可能性があるからです。そのため、まずはお客様のご依頼内容を正確に把握します。そして、決められた納品日までにきちんと納品できるよう、プロジェクトの全体像を描きます。

 

翻訳作業準備

各工程のスケジュールを組み、プロジェクトの舵を切っていきます。翻訳作業準備には、翻訳者やチェッカーに向けた作業指示書の作成、翻訳作業に必要なデータの準備などがあります。準備が整ったところで、翻訳者やチェッカーに作業を依頼します。このように、プロジェクトに関わる全ての担当者がスムーズに動けるように、スタート体勢を整えます。

 

進捗管理

プロジェクトが動いている最中は、進捗管理を行います。平行して色々な手配や準備をしつつ、担当者からの質問対応などもこなします。プロジェクトの全体を見ながら進捗を管理して必要な舵を取っていきます。

 

納品作業

納品する前に検品チェックをします。この作業では、納品物がお客様のご要望に沿っているかを最終確認します。ここで問題がなければようやくお客様に納品できます。さらに、納品後にお客様からのフィードバックがあれば、その内容に沿って、適切に対応します。

 

こんな人に向いています!

  • タスク管理ができる人、できるようになりたい人
  • 旅行のプランを考えるのが好き
  • 何ごとにも好奇心を持って挑戦できる人
  • 新しいものや環境の変化を楽しめる人

 

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I.M.

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「特許翻訳・チェック」
のしごと

出願書類に記載されている、特許取得を目指す技術や権利の内容を正しく理解して、正確に翻訳します。その後、厳しいチェックを複数回行うことで、翻訳の品質に磨きをかけていきます。

 

原文理解(発明の詳細編)

特許明細書を読んで発明の内容を理解するところから始めます。特許明細書には、特許を取得しようとしている技術の内容が記載されています。そのため、専門的な内容を正確に理解することを意識して特許明細書を読み込みます。

 

原文理解(権利編)

特許請求の範囲を読んで、権利の範囲を把握します。特許請求の範囲には特許出願することで得ようとしている権利の範囲が記載されています。特許法関連の専門知識に基づいて、特許明細書の記載も比較・参考にしながら、権利の範囲を正確に理解します。

 

翻訳

「原文理解」の作業を行ったあと、原文に記載されている内容を正確に翻訳します。作業では、原文に忠実な過不足のない再現、用語の統一、インストラクションや出願国の審査実務への準拠などを意識して訳すことが求められます。

 

チェック

翻訳作業と同様に、原文の内容が過不足なく正確に訳文に反映されているか、用語が統一されているか、インストラクションや出願国の審査実務に準拠しているか、単純ミスはないか、といった観点でチェックします。加えて、人の目によるチェック以外にも、マクロなどのツールを使った品質保証(QA)チェックも複数種類行います。

 

こんな人に向いています!

  • 論理的な思考も持ち合わせている人
  • 文系出身でも技術に興味がある人
  • 説明書の図面を見ることが苦にならない人

 

この職種の社員インタビュー

T.C

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「特許調査」のしごと

特許の視点で技術の世界を俯瞰します。特許を出願した際に出願人や出願日、技術分類が何か、といった特許情報がデータとして収録されています。ツールを使って、複数の特許出願についてこの特許情報をグラフ化して出願の動向を分析することで、事業に資する提言をします

 

お客様へのヒアリング

特許調査にはさまざまな依頼のパターンがあります。そのため、それぞれの調査がなぜ必要なのか、その目的を正確に把握することが大切です。
また調査対象の技術内容を理解したうえで、企業知財部での実務経験に基づいて、目的に最適なアプローチを提案します。さまざまな知見やヒアリング力、提案力が求められます

 

チーム作業のプロジェクト化

目的を達成するためのプロジェクト(全作業工程)の全体像を描きます。どのような手法で何をするか。どの作業を誰に依頼するか。納品物をどのようなかたちとするか。それぞれ具体的にしていきます。

 

納品物の作成

実際に納品物を作成していきます。チームメンバーの知見や専門性を持ち寄って作り上げます。特許情報をグラフ化し、グラフを分析して状況をコメントすると共に、取るべき対応についての提言を行います。

 

最終チェック

細かい部分のチェックも怠りませんが、全体を俯瞰しての確認も大切です。納品物を作成する仕事ではありますが、その仕事の目的(お客様の目的)を達成することを念頭に置いた作業を重視します。

 

こんな人に向いています!

  • 新しい技術の進む方向を見たい人
  • 環境保護のための技術に関わりたい人

 

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【インタビュー記事】特許調査サーチャーのお仕事紹介!

特許調査サーチャーのお仕事紹介!

「特許事務」のしごと

特許の取得や維持にはいろいろな書類の期限管理や書類の準備が重要です。そうした期限管理や書類作成など、事務的な側面から企業の知財活動をサポートします。

データ入力

特許庁から発送された書類や、特許庁に提出した書類をもとに、期限管理などに必要な情報をデータベースに入力します。1出願あたり入力する項目は100近くあります。具体的には、出願した案件を特定する出願番号や特許番号、特許庁に手続を行う期限日や、社内の管理上必要になる発明者の名前などです。

期限管理

特許庁への手続期間は特許法で厳密に定められており、手続期間を1日過ぎてしまうだけで権利が取れなくなることもあります。そこで、手続期間を守れるように、書類を準備したり、スケジュールを管理したりします。社内外の関係者の作業が遅れている場合は、進捗の確認や督促をします。

 

書類作成

特許庁に提出する書類を、定められた様式で作成します。また、計画通りに権利を取得できているかどうかを把握するため、データベースに入力した情報を活用して書類を作成します。たとえば、出願件数や特許件数の集計レポートや、外国出願するかどうかや、権利を維持するかどうかの要否判断リストです。

こんな人に向いています!

  • ルールどおりに作業を進めるのが得意
  • 文章を読むのが好き
  • 繰り返し作業をするのが得意
  • 人のお世話をするのが好き

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