風物詩、今日この頃

秋を楽しむ間もなく、一気に冬の寒さがやってきたように感じています。日本は四季がはっきりと分かれ、それぞれに独自の風物詩や伝統行事、食文化がありますが、今年はそうもいかないようです。2025年の新語・流行語大賞には「二季」という言葉がノミネートされたとの報道もありました。日本の季節は、春夏秋冬の四季から春と秋が短くなり、夏と冬の二季化が進んでいるという意味だそうです。今年は特に季節の移り変わりが急で、春と秋があっという間に過ぎてしまった印象です。先日、友人と交わしたメールに「あっという間に寒くなり、体が追い付かない状態です。」という一文があり、思わず「まったく同感ですっ!」と返したところでした。

今の時季の風物詩ということで、写真を数枚撮ってみました。

まずは柿の木(渋柿です)です。実がたくさん残っているのは・・・干し柿作りを諦めたからです。まだ青さの残る渋柿は、一口かじるだけで渋が口いっぱいに広がり、しばらくは悶え苦しみます。(いま話題の熊は、問題なく食べるらしいですが。)今年は、このままにして熟して「ずくし柿」になったころに食べることにします。熟した柿はとても甘く、あの渋柿だったとは思えないほどです。特に種の周りのトロトロした部分はたまりません。

「大芋掘り大会」は無事に終わり、サツマイモの収穫ができました。今年は天候不順だったので心配していましたが、まずまずの出来だったと思います。掘り出した直後の芋を見ると「芋づる式」という言葉の意味がよくわかります。

実りの秋ではありますが、街中はすっかりクリスマスです。
スーパー店内は、早くもクリスマス一色でした。 先週、出張先のホテルでもロビーがクリスマス仕様になっていました。

別のスーパーでは、クリスマスのお菓子の隣に、お正月用品のコーナーが併設されていました。
当社の広島事務所も、もうすぐクリスマスになる予定です。(こちらは、昨年の写真です)

今の時季は、「まだ秋」なのか「もう冬」なのか曖昧な季節感の中で、街はクリスマスや年末年始のディスプレイや音楽で溢れています。「クリスマスは、どう過ごそう?」、「お正月休みは、どうしよう?」とワクワクした気持ちになる一方で、「今年も終わりに近づいてきたけれど・・・」、「来年はどうしよう・・・」と考え込んでしまうこともあります。年の暮れを前に、残り一ヶ月と少し、複雑な感覚と感情が交錯する日々が続きます。

関連記事

TOP
TOP