10月も後半に入り秋本番かと思いきや、このところ秋雨前線が停滞している影響で、西日本から東日本の太平洋側では曇りや雨の日が続いています。上空の寒気が下がってきている影響もあり、日中も気温が上がらず12月中旬並みの寒さとなる地域もあるようです。ついこの前までは「暑い、暑い」と言っていたのに、今では「寒い、寒い」と口にしてしまいます。身体がまだ慣れていないこともあり、一気に季節が進んだように感じます。秋分を過ぎてからは日の出時刻も日に日に遅くなり、起床時はまだ暗くて寒いせいか、なかなかテンションが上がりません。先月のブログで「キンモクセイの香りが漂ってきたら、いよいよ秋本番。あの甘い香りを楽しみにしながら、季節の移ろいを感じつつ日々を過ごしていきたい・・・」と書きましたが、出張している間にキンモクセイの開花が終わってしまい、残念ながらあの甘い香りに出会うことができませんでした。今年は季節の移ろいを感じる間もなく一気に(デジタル的に)夏から冬へと切り替わってしまったような気がします。(予報によると、数日後から気温も少し上昇し、心地よい秋を感じることができそうです)

暦の上では、今はまさに秋のど真ん中です。秋といえば「食欲の秋」「運動の秋」「読書の秋」などとよくいわれます。試しに生成AIに聞いてみると、何と30以上もの「○○の秋」が提示されました。分野も切り口も多岐にわたり、大変驚きました。やはり秋という季節は気候が良く、心も身体も共に活動的になる時期なのだとあらためて感じます。
人それぞれに「○○の秋」があると思います。数ある中で、私が一番関心を持っているのは「収穫の秋」です。秋はいろいろな実りの季節です。家の周りでは稲刈りがほぼ終わり、家の裏にある柿の木もたくさん実を付け、黄色く色づいています。甘柿は、すでに食べ始めており、まさに秋を実感しているところです。渋柿は干し柿にすることがあるのですが、手間がかかるので今年はどうしようかと思案中です。
さて、私の秋一番の楽しみである「大芋掘り大会」と称するサツマイモを収穫する日が近づいてきました。2年前はヌートリアに荒らされてしまいましたが、今年は被害もないようです。サツマイモは地中にあるので、掘ってみるまで出来具合がわかりません。「どんなイモが出てくるのか・・・」―――期待と不安が入り混じるこの時期も秋ならではの楽しみです。ワクワク・ドキドキしながら収穫の日を待ちたいと思います。