一般的に女性の年齢を聞くのは失礼と言われています。単刀直入に「何歳?」「誕生日は?」「何年生まれ?」と聞くことは絶対NGであることはわかります。

しかし、ここでふと思ったのが「何どしだっけ?」と聞くのはどうなんだろうかです。

コロナ禍以前の飲み会において、ターゲット女子の年齢を探る手段としてオヤジとよばれる絶滅危惧種がかなりの確率で使った質問ではないでしょうか。

この質問はほとんどの人が抵抗なく答えてくれるのでとても有効であったと思います。また年齢を示す表現としてはアラ(サー)、アラ(フォー)、アラ(フィフ)、アラ(還)と言われるものもあります。アラ(X)は(X)歳の前後3~4歳の範囲を示すものなので十二支とアラ(X)をうまく組合わせて質問すればほぼ年齢がわかります。「私はイヌ年生まれのアラサーです。」「私はヒツジ年生まれのアラサーです。」

ここまで聞き出せればオヤジの第1の目的は達成されるのですが、その後の進展は彼の実力しだいといったところでしょう。

ご存じの通り十二支は古代中国が発祥でアジア地域や東欧の一部に広く伝わり、いまも占いや暦や方角を示すために使用されています。

日本で使われる十二支の動物は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥ですが、世界的にみると違った動物も含まれているんですね。

十二支の動物
日本子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(猪)
中国子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未/山羊・申・酉・戌・亥(豚)
台湾子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未/山羊・申・酉・戌・亥(豚)
韓国子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(豚)
チベット子・丑・寅・・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(豚)
タイ子・丑/水牛・寅・・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥(豚)
ベトナム子・丑/水牛・寅・・辰・巳・午・山羊・申・酉・戌・亥(豚)
ロシア子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
インド子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・ガルーダ・戌・亥
ブルガリア子・丑・・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
中国や台湾の未は羊と山羊の両方を指すとのこと。
インドのガルーダはインドの神話に登場する神の鳥。

2023年は卯年なのでタイ・チベット・ベトナムでは猫年ということになりますニャー。
ベトナムの今年の旧正月の様子がこちら、猫好きにはたまらんニャー。

出典:https://news.livedoor.com/article/image_detail/23565703/?img_id=36253151

猫年で私の頭によぎったのは、若かりし頃に聴いたアル・スチュワートの ”イヤー・オブ・ザ・キャット” です。1977年に全米で8位を記録するヒットになりました。不思議な世界観に包まれるような歌詞、美しいピアノの旋律とバックで奏でられる弦楽器やサキソフォンとのからみが猫の年というあまり馴染のないフレーズの響きとともに強烈な印象を受けました。

最後に、ありきたりではありますが十二支という共通の文化背景を持った国々から争いがなくなりお互い分かり合えることを節に願っております。

T.K.1119