仕事の主役はパソコンになりましたが、今回は、長年(20年以上)私のデスク周りにいる名脇役たちを紹介したいと思います。
 
大事なモノ
 
パンチ、はさみ、テープカッター、ホッチキス、ホッチキスリムーバー、カッター、データ印、スタンプ台、書類ケース、うちわ
 
ちなみに、これなんだか分かります?
 
ステープルリムーバー
 
 
ホッチキス(元々は商品名ですが、現在は普通名称化されています)の針を取外すもので、“Staple Remover” と呼ばれるものです。アメリカ出張者からのお土産でした。
せっかくのお土産だし、アメリカンで怪獣っぽいデザインも、なかなか捨てられない理由です。
 
実際には、これを使用して針をとると、紙が傷んでしまうし、ホッチキスの後ろの突起を使用したほうが簡単に取れるんです。
 
ホッチキス
 
 
これらの脇役がすべて全員に支給されるのではなく、テープカッター、ホッチキス、パンチなどは何人かで共有していました。
 
 
なので、このように、クルクル回るタイプのテープカッターが大活躍しました。
 
回転式セロテープカッター
 
同僚の娘さんが中学のときに作成したテープカッターも未だに活躍しています。
 
自作テープカッター
 
 
これらは、入社してから、幾度となく席替え、引越しや組織変更を経た今も、捨てられずに、私にくっついてきた脇役たちです。
 
会社が大きくなるにつれ、きれいなオフィスには似合わないという理由で処分された物には、机(木目・グレー系)、ビニール椅子※1、ロッカー、デスクマット、など数多くあります。
 
事務椅子
 
※1 ビニール椅子には座布団が必須です。
 
そんななか、これらの脇役たちは、ひそかに潜伏を続け、いまだに生き延びています。
なんせ、砂消しゴムを購入するにも稟議書を書いていた時代ですから、その頃、手にしたものにはすごく愛着があるんです。
 
 
いまや、オフィスの主役として君臨するパソコン、ソフトウエアですが、この25年間で、どれだけ入れ替わったことでしょう?
NEC9801からスタートし、Mac、Windows95, 98, NT, 2000, ME, XP, Vista, 7、OSのバージョンにいたっては、1年も持たないものもあります。
 
そのなかで、唯一、生き延びたパソコンがこれ、Macintosh ClassicIIです。
 
Macintosh ClassicII
 
 
といっても、電源を入れることもなく、ただオブジェとして、置いてあるだけですが、オフィスを訪ねてこられた方から、「おー懐かしいのー」と声をかけられていきます。
 
なんだか、自分に照らし合わせて、感慨ひとしおな瞬間です。
 
今は、ネットで文房具を頼めば明日には届く便利なサービスがありますが、昔と同様に不必要なものは購入しない、購入したものは使い切る、ものを大切にする心を忘れないでください。
 
いつか、あなたの周りにかけがえのない名脇役達がいるはずです。
 
T.K.