「英語力は必須」

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特許事務の仕事に興味を持ってくださった方から「特許事務の仕事ではどのくらいの語学力が必要でしょうか?」というお問い合わせをよくいただきます。

外国出願を担当するのであれば、英語力は必須です。具体的には、英語で書かれたレターの内容を正確に理解できなくてはなりません。
また、海外の代理人と直接やり取りをする場合は、こちらの伝えたいことを明確に伝えられるビジネス文書を作成するスキルも必要となります。
(ほとんどの場合レターが定型化している為、それを的確に変更できれば問題ありません。)

一方、直接海外の代理人と会ったり、電話で会話するような業務はほぼ発生しません。海外の代理人とのやり取りは、レターやメール、FAXが主です。よって重視されるのは、スピーキング力・リスニング力よりも、リーディング力・ライティング力となります。

なお、特許事務は各国の特許制度を確認しつつ業務に臨むことが多いため、各国特許庁のサイト(英語で記載されていることが多い)を読解できることが望ましいです。

◆PCT出願(英語・日本語)のご紹介
ご参考までにPCT出願について紹介されているサイトをご紹介します。
PCT出願とは日本から外国に出願するときに使う制度の1つです。

このサイトを見ると”単語はわかるけど、何のことを言っているのか意味が分からない“という感想をお持ちになると思います。しかし、制度や手続の流れを理解していれば、英語で読んでも何のことか分るようになります。

日本特許庁 PCT出願手続のテキスト

WIPOサイト PCT出願に関する説明