一年の計は元旦にあり

新しい年、2024年(令和6年)がやってきました。気がつけば既に1月も後半となっており、時の流れる早さを年初から感じているところです。暖冬と言われていますが、二十四節気の「大寒」の頃からぐっと寒くなり、ようやく冬らしくなってきました。冬はあまり得意ではないのですが、冬という季節感を大事に感じていたいと思っています。

「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。年の初めにあたり、新しい一年に思いを馳せるということです。さて今年はどうしよう、と毎年それなりの目標や実現したいことを考えることは楽しいことでもあります。しかし、振り返ってみると具体的にそれが何であったかを覚えていることはほとんどありません。「今年は、文句を言わずに一生懸命に頑張る・・・」のような抽象的な内容だったからでしょう。

人生をそれなりに長く生きてくると、一度はやってみたいこと、手に入れたいもの、行ってみたい所などが増えてきます。「できたらいいな・・・」と思っているだけでは思いは貯まっていくばかりです。忘れてしまう事柄も多いのですが、ずっと心の底に残っているものもあります。それらをひとつずつ実現していくことが、人生において悔いを残さないということだと思います。ここ数年間、考えていることは、それらを少しずつでも実現していくということです。思いつきで行動するのではなく、これまでの思いを整理して実現可能性を検討してから計画的に実行するのです。一度やってみたいと思い続けていることに挑戦する。ずっと欲しいと思い続けているものを手に入れる。ネット上の地図や動画だけではなく、現実のその場所に行って自分の眼で本物を見る、そしてその空気感を全身で感じる、などなど。実行することで悶々と思い続けていることを整理するというか成仏させることができます。実際に行動することで、悔いを残さず達成感を積み重ねていこうと考えています。


今年の干支は、甲辰(きのえたつ)です。「これまで地道に蓄えてきた力が芽を出し、成長・発展し形を成す年になる」とあります。この言葉を心から信じて、この一年に臨みたいと思います。

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