はじめまして。新入社員のK.Mです。
私は学生時代、語学研修や留学でヨーロッパにいたことがあります。そこでは現地の人だけでなく、多くのアジア人にも出会いました。同じアジア人なのに、ヨーロッパにいるときの行動は、お国柄によってずいぶん違った印象を受けました。
そこでこの記事では、旅行や留学など海外でのアジア人の行動パターンの違いについて考えてみたいと思います。この記事では日本人のほかに、ヨーロッパで圧倒的に人数の多い中国人と韓国人を取り挙げます。
(※もちろん、ひとくくりに○○人といってもいろいろな人がいるので、これがすべての人にあてはまるわけではないということをご了承ください。)
観光地にいるとき、知らない日本人同士は会話しようとしないことが多いです。日本語が聞かれないように小声で話すことさえあります。(例外が、写真を撮ってほしいときです。言葉が通じる人に頼むほうが楽なのでしょう。)
一方、中国人観光客は、私たちを見ると中国語で話しかけてきます。おそらく「中国人?」とか「どこから来たの?」とか尋ねているのだと思いますが、中国語はわからないので首を振ると、今度は英語で話しかけてきます。
韓国人の場合は、最初から英語で話しかけてくることも多かったです。
日本人がほかのアジア人に話しかける場面はほとんど遭遇したことがないので、こうして話しかけてくれることはとても新鮮に感じました。
この行動の違いから、アジア各国の人々が海外旅行に求めるものの違いが見えてきます。日本人は海外旅行に「周りに日本人(アジア人)がいない」という非日常を求め、中国人・韓国人は、祖国から遠く離れた場所で同じアジア人と会話することで、アジア人としての連帯感を求めているのではないかと感じました。
しかし、旅行ではなく、留学して日常生活を送ると、日本人の違った一面が見えてきます。日本人の留学経験者の中には、現地の日本人コミュニティの居心地が良すぎて、あまり現地語が上達しなかった・現地の友達ができなかった人がいるという話をよく聞きます。旅行先では同じ国の人を避けるのに、留学中の日常生活となると、とたんに同じ国の人と群れたがるのは日本人の不思議なところだと思います。
余談ですが、祖先が大陸からやってきたため、日本人の顔は中国系と韓国系に大別されるようです。日本人留学生の中でも、人によってどちらに間違われやすいかが大体決まっていました。私はよく南のほうの中国人に似ていると言われていました。だから、中国人が親近感を持ちやすく、話しかけやすかったのかな、と思います。
以上、新入社員K.Mが海外で感じた、アジア人の行動パターンの比較でした。
あこがれていた翻訳会社に就職して、早いもので丸2か月が経とうとしています。言語に多く触れる環境にいるので、ますます言語スキルを上げて、貯金もして、また海外に行ってみたいなあと思います。