以前ブログで街の中にあふれる多言語翻訳を紹介しましたが、こんどは非常に限られた世界での事例を紹介します。
 
駅のホームに設置された自動販売機です。
外国人おもてなしの一貫でしょうか、使用方法が、日本語・英語・韓国語・タイ語・中国語で書かれています。タイ語まで表示されているのは、珍しいです。
 
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さらに、各飲み物に英語・中国語・韓国語の説明が加えられていました。
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ジュースの名前
 
英語の説明を先に考え、それに対応する中国語・韓国語をつけたようです。
個人的にはスプライトとコーラに訳がついていないことに感動を覚えました。もはやスプライトとコーラは世界共通言語なんですね。
 
中国語の訳をネーティブに確認すると、「ファンタ」は当て字で音は全く同じふぁんた」だそうです。
ちなみに、中国ではオレンジ味が主流なのだとか。ミルクティーはまさに牛乳紅茶の訳が当てられているらしく、「びみょう・・・」。
本当は、「奶茶」がいいそうです。
 
高級イメージが売りの「綾鷹」は、「皇帝の緑茶」みたいな訳だそうです。それを考えると、英語では単純に緑茶になっていてちょっともったいない気がします。
「Georgia まろやかミルクのカフェラッテ」の英語は、何故か「Café au lait」と、なぜかフランス語になっていました。
 
「いろはす」「Aquarius」「Qoo」「綾鷹」などは製品名を直訳しても、中身がまったくわからないですし、また自動販売機の小さいスペースに表示するためには、これが正しい選択なのかもしれません。私達が日本から海外に行ったときには、翻訳された製品名よりもその飲み物が何かわかる表示の方が助かりそうですね。
 
日本は自動販売機王国?
日本は自動販売機であふれているということですが、一般社団法人 日本自動販売機工業会の2014年の統計によれば、2014 年末の自販機及び自動サービス機の普及台数は約503 万台ほどです。その半分が飲み物の自動販売機です。
2013年の調査によれば、米国の自動販売機の普及台数は約645万台、これに新聞の自動販売機や乗車券自動販売機を加えると、1000万台を超えるようです。
さらに、ロシア、中欧・東欧やトルコ、中国、東南アジアで今後も設置が加速することが予想されています。
<引用元>
 
今後、海外での自動販売機普及の一番の課題である治安が改善されれば、日本が自動販売機王国と呼ばれなくなる日がくるのかな。
 
いいえ、日本が自動販売機王国と呼ばれる理由は、単なる販売台数ではありません。ひとえに、いろいろな種類の自動販売機があるからだと思います。
 
飲み物以外にもいろいろな商品(米、電池、傘、卵、眼鏡、氷、おでん、釣餌、出汁)が販売され、
だしの自動販売機
 
くじ機能、ルーレット機能、しゃべる機能は当たり前、
当たり付き自動販売機
 
自動販売機の中で実際に調理(うどん、カレー、焼きそば)をするものまであります。
 
調理機能付き自動販売機
 
我々の飽くなき追求があるかぎり、自動販売機王国の座を譲ることはないと信じています。
 
自動販売機王国と呼ばれるには、王様がいるはずですよね。
自動販売機メーカーの社長、それとも販売機を設置しているオーナーかなとも思えますが、
おそらく、自動販売機大好きな私達が「王様」なんじゃないでしょうか。そう思うと、ちょっと自動販売機を見る目も変わりますね。
 
T.K.