6月に入りましたがみなさんいかがお過ごしですか?

昨日、Amazon Prime Video で映画「ベンジャミン・バトン数奇な人生」を初めて見て大泣き、新入社員Aです。

最近のハイライトはありがたいことに中森明菜のテレホンカードをTK部長から頂いたことです(嬉しい!可愛い!)。

以前はスペインのトルティージャについてお話ししました。今回はメキシコのトルティージャに関するお話をします。スペインのトルティージャはオムレツのことを指しましたが、メキシコのトルティージャは丸くて平たい生地のことを指します。

メキシコには主に2種類のトルティージャが存在します。1つはタコスでよく用いられるトウモロコシ粉でできたコーントルティージャ(tortilla de maís)、(直径は10cmほどです)

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もう1つはケサディージャ(チーズ入りの大きめタコス)でよく用いられる小麦粉でできたフラワートルティージャ(tortilla de harina)です。(直径は先ほどのものより大きく、20cmほど)日本で売られているラップサンドやブリトーの生地では、このトルティージャが使用されていますね。

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また、日本で多くの人に認識されているトルティージャは、ハードシェルと呼ばれるパリパリとしたものではないでしょうか。

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(出典)https://pixabay.com/

シェルは、アメリカのタコスでよく使用されている生地です。ちなみに、このシェルは本場メキシコのタコスには使用されません。メキシコではこうしたパリパリの生地のものをトルティージャではなく、トスターダ(tostada)と呼ばれ、親しまれています。

タコスの主な具材(肉、魚など)の他にほぼ必ず入っているのはパクチー、玉ねぎ、ライム、そしてサルサ(=ソース)です。

このサルサなのですが、お店によって置かれているものが違います。メキシコに置いてあるサルサは基本的に辛いです。(辛いものが苦手な方はメキシコでの食事に十分にお気を付けくださいね)

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ちなみに、この4種類のサルサの中で一番辛いものはどれだと思いますか?

実はこの中で最も辛いのは、左から2番目の赤黒いサルサ!

ではなく、

1番左の緑色のサルサ!

でもなく、

左から3番目のオレンジ色のサルサ!

でもない、

右端のパイナップルがゴロゴロと入った黄色いサルサです。何が辛いのかと申しあげますと、小さい緑色の破片が果てしなく辛いのです。実はこの破片、ピーマンではなく青唐辛子なのです。メキシコでは、ハバネロ、セラノ、ハラペーニョ、チポトレ、ポブラノなど多くの青唐辛子が愛されています。

ちなみにこれは私がメキシコで初めて入ったタコス屋さんのサルサです。これなら辛くなさそうと高を括り、口いっぱいに含んでしまったときは度肝を抜かれ、腰を抜かし、目玉がこぼれ落ちてしまいました。(比喩です)この事件があってからは、サルサが出てくる度に怯える毎日を過ごしたものです。

「人もサルサも見かけによらぬもの」とは言いますが、日常においても何かと見かけだけでは判断せず、中身を見極めなくてはいけないと改めて考えさせられますね。