4月11日はメートル法公布記念日なんだそうです。
よくある語呂合わせ的なものではなく、それまで日本で採用されていた「尺貫法」にかわり、1921年4月11日、世界的に使用されていた「メートル法」が公布されたことに由来しています。

そんな長さにまつわる日に飛び込んできたTopニュースに多くの人が感動と期待を覚えたのではないでしょうか。

「五輪相が辞任」
ではなくて、
かくれ天文ファンを自負してやまない私を驚愕させてくれたのは、






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の11文字

私は、Yahooニュースの新着記事で第一報を知り、朝のテレビのニュースと地元紙の一面で再確認し、大手経済新聞の一面を読んで確信しました。

存在することは知られていたのに、その姿をとらえることができず、想像の図としてしか見たことがなかったブラックホールをイメージとして捉えることに成功した。
つまり存在が完全に証明されたということになります。

いままで見てきた想像図とほとんど変わらない。

blackhole.jpg

記事にある数値もまさに桁外れ、抜粋してみると
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ハッブル宇宙望遠鏡の2千倍の電波望遠鏡
月面にあるゴルフボールを観察できる視力は人間の約300万倍の視力
5500万光年 はなれた おとめ座にあるM87銀河
ブラックホールの質量は太陽の約65億倍
宇宙には数千億の銀河が存在する
5日間の観測で得たデータは1ぺタ(ペタはギガの100万倍)
高性能パソコン約1千万台分のデータ量
<参考:日本経済新聞 2019年4月11日紙面>
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などなど
何メートルとか、昨日・今日・明日とか、東京ドーム何個分とかでは語れない、まさに宇宙レベルです。

でも、初めて撮影できたといっても、今見えているのは、5500万光年前の姿で、実際今はどうなっているのか、それは5500万年後にわかることとか?
など考えはじめると、また寝られなくなっちゃいますね。

私の究極の願望は、ブラックホールの中に吸い込まれてみたいですが、それはおそらく不可能だろうし、吸い込まれたまま戻ってこられないだろうし、どんなだったかお土産話をすることもできないですよね。それこそがブラックホールに惹きつけられる魅力です。
いろいろ知りたい反面、このまま謎多きままでいて欲しい。なにやら切ない片思いにも似た気落ちでしょうか。

かのウルトラマンの故郷はM78星雲と知られていますが、
じつは、本当はM87が正解で台本の誤植でM87 が78になったとか、そんな逸話も出てきたりして、ちょっとほっこりさせてもらいました。

次に解き明かされる宇宙の真実とは如何なるものか、かくれ天文ファンはその事実を真剣に待ち続けます。

T.K.